第28章 華の祈り

「ウィーッス
姫凪〜来たぞ〜」

いつも通り姫凪ン家の
玄関を開け
そのまま部屋に上がると

『おかえり
うわぁ…またそんなに買って来て…
何人でパーティーする気よ
相変わらずだね
私を太らす気でしょ？！』

パンパンのコンビニの袋を見て
姫凪がケラケラと笑う

その笑顔が自然で
流れる空気が望んでたモノで
あり過ぎて

「良いだろ？
ユックリ食えば
お前もうちっと食え
なんか貧相になってねぇ？
昔はもっと丸かった気がすンだけどー？」

気も緩んでしまう