白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
名案が浮かばない俺の足を
グイッと踏んづけ
「…はぁ…めんどい…
…ちょっと待ってて
とりあえず無事に
過ごせる様にだけしとく」
研磨が女子の群れに向かっていく
「お、おい…研磨…?!」
「良いから
任せて」
トコトコと
メス猫軍団に近づいて
「ねぇ?先輩たちさ?
姫凪を嫌うのは
仕方ないけどさ…
良い子にしてないと
貰えるご褒美逃しちゃうよ…?
ウチのクロネコから
ご褒美欲しかったら
猫かぶり通しなよ?
そしたら甘いご褒美貰えるかもよ?」
チラッと俺を見る