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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
「クロさぁ…」
呆れ顔の研磨が俺を睨んで
なにか言おうとした時
『いってらっしゃい…光太郎…』
姫凪の声が聞こえた
光太郎?
木兎…か?
震えながらも進む足
曲がり角から覗くと
姫凪が木兎に手を振ってる後ろ姿
振り返って手を振る木兎から
隠れるように
研磨と二人身体を隠した
「木兎サン…泊まったんだ…
姫凪、よく許したね
オバサン居なかったのかな…
でも、おれが来るのは
分かってたよね…」
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