白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
でも、今の木兎なら…
『木兎は無理矢理したりしないもん!
マテ出来ますぅ』
〈犬扱い…伝えておきます…〉
伝えるな!猿に変身されそう!
って、それでも
木兎なら
私が迷ったらきっと何もしないよね
何より私を大事にしてくれるから…
『あの…やっぱり私から
木兎に掛ける…って
寝かし付けて来たから…
起きるかわかんないけど…』
〈……そうですか。
姫凪さんの電話だったら
起きますよ…きっと…
じゃあ、俺はこれで…〉
相変わらずの落ち着いた声が
サヨナラと告げる