白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第26章 枯れる事さえ出来ぬ華
「良いじゃん?
ケーキ食って紅茶飲むだけだろ?
その後までは決めてねぇし」
「…姫凪が良いなら
おれも良いけど?
姫凪は?」
姫凪、お前は、どうする?
お前は…
『え?うん…私は…別に…
でも…研磨とクロは……』
そうか…。
そこまで来てンだな。
一年前なら
いや、半年前なら考えられなかった
姫凪の対応に
「別にどうって事ねぇよ
どうせ同じグループで
これから嫌でも合宿とか
一緒になんだろ?
親睦、親睦!」
無理して笑ってみせる