第26章 枯れる事さえ出来ぬ華

「いつから研磨
あんなに強引になったのかねぇ
二人きりとか困らねぇ？」

重くなりそうな
空気を払おうと
大袈裟に笑って見せる

とりあえずで話してるから
自分でも何言ってんだ？な
セリフなのに

『え！？私は…別に…
クロは二人きりとか、嫌？』

真面目かよ！
ホント姫凪だよな…

「嫌なわけねぇだろ
可愛すぎて緊張すンだろ？
見んなバーカ」

トンと指で弾くオデコ
真っ赤になる顔

ホント可愛すぎンだよ