白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第25章 蝶を抱く華
『そ、それは…そりゃ…』
「言わなきゃチューします
それともチューされてぇから
黙ってんのか?」
『違う!
…木兎にドキドキしてる!
あの日のチューも
嫌じゃなかった!
だから…デートしました……!』
…キタコレ。
ど真ん中。
人混みの騒がしさなんか
遠くに聞こえるくらい
頭の中が姫凪で埋まっていく
「超絶嬉しいんだけど…
チュー…嫌じゃねぇんだ?
じゃあチョットだけ
食べていいか?」
舌なめずりして
姫凪の唇を指でなぞる