白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第22章 翔び立つ蝶に隠す涙
おれが姫凪に
あんな事して
自分の首絞めたのなんか
知らないもんね。
「お前はそれで…良いのか?
姫凪の事…」
良い?
そんなわけないじゃん。
でも…おれは…
もう…愛してもらえないよ
「寂しいよ
ずっと隣に縛り付けたい
……けど。
姫凪…笑ってたんだ…
木兎サンの隣で…
赤葦と話しながら…
昔みたいに明るく
それ見ちゃったら、さ。
言えない。
早く帰って来て…なんて。
クロは?
姫凪の事…
もう良いの?
最近冷たいよね?」