白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第22章 翔び立つ蝶に隠す涙
淡々とクロに話しながらも
おれの胸はザワザワしてた
「帰って来たのは
確認したんだろうなァ?」
凄むクロに少し怯んでると
『帰って来てるに
決まってるでしょ?
オハヨ、研磨、クロ』
後ろから姫凪の声
服も返したと言う
見た感じ変な事は
されてなさそう…だけど
落ち着かない。なんで?
「んじゃ、木兎には
もう…あんま…り…」
おれもクロと同じく
もう木兎さんと姫凪が
会う事なんか無いって
言うと思ってた
なのに。