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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第20章 凍える華
これが普通で
これがきっと
一番良い。
チラリと盗み見た姫凪は
今にも泣きそうだった。
バァカ。
なんつー顔してんだよ?
ダメだろ?
研磨が気にすんぞ?
木兎なんか見んな
研磨の隣に居てくれよ。
俺がいつでも笑顔を
覗きに行ける距離に
居て欲しいんだよ。
「姫凪!お前の幸せは
そこなのかよ!」
揺らすな。
頼むから
「黙れよ!木兎!邪魔すんな!
研磨の、なんだ…!
手、出すな……」
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