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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第7章 WHITE CLOVER





「モーダ!部屋にいないから探したんだぞ」

振り返ると庭園の入り口に背の高い男性が2人。
どちらとも白衣を身に付け、医者だと分かる。

「ごめんなさーい、時間忘れちゃってた」


私の担当医と手術してくれる先生よ
と、モーダは私の手を取り彼らに引き合わせた。


「担当医のペンギン先生と執刀医のロー先生だよ。
こちらは、四つ葉のクローバーを一緒に探してくれたお姉さん」

と、2人を紹介してくれたモーダは眉を下げてペンギン先生に謝った。



「あの・・ごめんなさい、ペン先生」

『私と話に夢中になってしまったんです。
済みません』


ペコっと頭を下げた私達を見て、担当医の先生は優しく笑みを返してくれた。


「ロー先生もごめんなさい」


「・・・コレ、作って貰ってたのか・・・・」


モーダの頭に被っている花冠をジーッと見るロー先生。
そして、その視線をわたしに向けたと思ったら その手が私の頬へと伸びてきた。

えっ?
ビクッと目を瞑る私に微かな笑い声が聞こえた。

「髪、付いてる」

『あっ・・・、済みません』


一房、髪を触った細い指にはシロツメグサの花びら。
その花びらを指で弄ぶ様にイジっていたかと思うとフッと表情が和らいだ。



「嘘!嘘嘘!ロー先生の笑み初めて見た!!」

「モーダ良かったな!絶対手術成功するぞ!!」

ロー先生の笑顔は貴重だとはしゃぐ、興奮気味の2人。

ロー先生は、ため息を吐いて先に庭園を出て行ってしまう。



さっきの笑み・・・
何処かで・・







オマケ→

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