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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第2章 TULIP





「コーザのバカ野郎ーーーッッ!!」

ガチャンと荒っぽくグラスを置く音に合わせて盛大な叫び声。
同席する男達は、友人 ビビの姿に唖然としていた。

何せ、見た目 淑女を思わせる清楚な雰囲気のビビ。
まさかこんな風に声を荒あげるとは誰も思わないだろう。


『うんうん、もっと言ってやれビビ!』

そんなビビを止める事無く、煽る私も私だか、何せ酒のペースが何時もより早い上に多い。

あーぁ、明日は接待だったなー
と、思ったがペースを止める事無くグラスを空にしていた。


「酷くない?!酷いよね!?あんまりだよね!!」

「お、おう・・」

胸ぐらを掴む勢いで詰め寄られた隣に座る男。

確か、名前は・・・


『長鼻君おかわり』

「、長鼻君はウソップって名前がちゃんとあるの!
それにの相手はそっち!
で、コーザったら浮気してるのよ!長鼻君ちゃんと聞いてる!!」


自分も長鼻君って呼んでるじゃん・・・

酔ったビビは手が付けられないと思い恐る恐る反対の方へ視線を動かす。

うぅぅ・・・

手酌で酒を飲む緑の短髪男。
それもロックで客の私なんかガン無視でハイペースでグラスを空にしていた。

コイツ、客を何だと思ってるんだ?!


『えーっと、ソロ?ゾロ?
まぁ、何だっていいや!酒!』

「・・・」

どうするかと思ってみていたら、ちゃんと作ったよ!
この人!酒入れてロックで飲め!と出すかと思いきや、ちゃんと水割り作ってくれた。

すーっと、差し出された酒とゾロを交互に視線を走らせると

酒の量少な過ぎたか?と酒を足そうと瓶を掴もうと伸ばしたゾロの手をガシッと掴む。

「!!?」

『・・・ゾロ、接客出来るだね!
見るからに出来ない男かと思ってたよ!
やれば出来る男だったんだね!!』

母さん嬉しいッと潤んだ瞳を手で拭う。

「お、おいッッッ!!?」

「クソマリモ!何、ちゃんの手 握ってんだよッ!
っうか!隣に座んなぁー!!」

「あ''ぁ〜!?テメェの目はフシ穴かッ!?バカマユゲ」


顔を赤らめていたゾロもサンジの言葉に苛立ちを感じたのか言い争いを始めてしまった。




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