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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第27章 KATAKURI








【オマケ】




「ねぇ、久しぶりにサーもドンも一緒に飲みに行きましょう」

クロコダイルと組んだ腕と逆の腕を俺の腕に巻き付けてくる。
あの頃とちっとも変わらない笑顔。

「悪い、野暮用だ」

完全に捕まる前にその腕からすり抜ける。

ロビンの演奏が終わった後、気を取られている間にの姿が消えた。
直ぐに追い掛けたかったが、そうさせなかったのはロビン。

「あら、何年か振りに再会した私をドンは放ってに会いに行くのかしら?」

こんな冷たい瞳をしていたか?
俺は初めて気が付いた。

「ドフィ!良かった。
直ぐにお耳に入れて欲しい事が!」

ホテルのロビーに現れたヴェルゴ。
何の連絡も無く突然、それも焦った様なその様子に只事では無いと感じる。

「今度埋め合わせはする」

腰を屈め、ロビンの手の甲にキスを落とす。
満足気に微笑むロビンを確認した俺は、足早にヴェルゴの停めた車へと向かった。

「何があった?」

車に乗り込むと車をスタートさせた、ヴェルゴは運転しながら話し出す。

「先日、ドフィが命じたあの件を調べたら可笑しな点があった」

可笑しな点?

片手で書類を渡すヴェルゴ。
それに俺は目を通し、思わず握り潰した。

確かか? と、聞くのは野暮だろう。
ヴェルゴの調べに間違いは無い。
だからこそ、怒りと焦りが渦巻く。

「ヴェルゴっっ!!」

「後、5分で着く」

これ程、優秀な部下を持って助かったと思った事はない。

指示する前に向かっていた車は、他の車の間を次々に抜き去り進んで行く。









fin








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