第21章 大切なもの*青峰
「ていうか、お前そんなんでいいのか?」
優のお皿に盛られたのはケーキばかり。
「甘いもの大好きだからね~!」
ふふっ、と幸せそうに頬張る。
「好きだからって飽きるだろ!肉食え、肉!」
「大くんは肉ばっかりじゃん!」
「いいんだよ、肉は!肉は正義だっ!」
「それあっくんみたい。」クスッ。
「はぁ?違うし!…それに肉食えば大きくなるかもしれねーぞ!」笑うな。
「うっ、それは言わないで…」シュン…
「…悪かったよ。ほら食べろ。」
俺は皿の上の肉を差し出す。
アムッ。「…美味しい!」
また目が輝き出す。