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強く・・・強く

第1章 start・・・






次の日から、とりあえず席が近い錦戸くんに声をかけ始めた


「宿題した?」


「ジュース何飲んでんのー?」


当たり障りのない会話



隣の大倉くんは、不思議な顔で見てた






エリカとアユミは、あの日から言葉がキツイ



「まだ?」


「早く」



中学を思い出してイヤになる




錦戸くんと話しても、そっけない会話



会話が続かん・・・




ある時、丸ちゃんと話してたから、あたしも会話に入ってみた



錦戸「丸。昨日のTV録画してへん?あの刑事ドラマ」


丸山「あー昨日してへんわー」


『あたし!!した!!ダビングしよか?』


錦戸「ほんま?ありがとう。今度、お礼するなぁー」


『う、うん!!』



やった!!



この感じで、錦戸くんとは連絡先交換出来そう






渋谷くんは・・・




あー・・・





ちょっと、まだかな(笑)






翌日―


早速、錦戸くんにDVDを渡した


錦戸「早っ!!ありがとう。」


『いいよー。あのさー連絡先って聞いたら困る?』


錦戸「え?ええよ。」



そう話してたら、丸ちゃんも


丸山「じゃーついでに、僕も・・・」




そう言って、2人と連絡先を交換した



よし!!これで錦戸くんクリア!!






数日してから、錦戸くんに聞いてみた


『あのなぁー5組の友達が、錦戸くんとメールしたいって言うてんねんけど・・・』


錦戸「俺と?」


『あーうん。たまに来てるアユミって子なんやけど・・・』


錦戸「あー・・・ごめん。ええわ。」


『そ、そっか・・・』


錦戸「好きな人おる言うといて」


『う、うん・・・』






ヤバい・・・




失敗した








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