第2章 魔王様と彼女
11月に入り進学校に通う私は今日も勉強に追われていた。
テストが近い今授業中はピリピリとした空気が漂っていた。
学校終わりは霜月家での仕事がある私は勉強出来る時間が限られている。
テスト週間からテスト最終日までは免除されているもの、勉強出来ない原因は私の隣にあった。
隣に座り暇そうに教科書をパラパラとめくるのは
霜月隼
彼は決して勉強をしていないわけではない。
寧ろ学校でトップ所か全国でトップクラスの成績優秀。
教科書の内容は全部頭に入っているそうな…
そんな日々を過ごしていたある日の事だった。
隼くんがスカウトされたのは。