藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第11章 ♡Story58♡ 本音
_自宅
「ただいま。」
「おかえりなさい太輔!」
玄関の扉を開けると、百合が駆け足でやって来た。
「おい、そんなはしゃいで大丈夫なのかよ。」
「これくらい大丈夫だし!あ、ご飯出来てるからね♪」
「さんきゅ……あのさ、」
「ん?どうしたの?」
「後で少し、話あるんだけどよ……」
「全然大丈夫だよ!」
「……。」
_夕飯
「今日はオムライスなんだよ~」
「あぁ、すごく美味しいよ……」
「ありがと!それより、話って何?
それに顔も浮かないよ?何か、関係でもあるの……?」
「……あのさ、」
「うん、」
「昨日、お前は治療しないって言っただろ?」
「う、うん……そう、だけど……」
「それで、俺もそれでいいって…言っただろ……」
「そう…だね……」
「本当は……」
「……。」
「治療を、受けてほしいって思ってる……」
「ぇ……?」
これが、俺の本音だ……。
「っ俺は、ずっとお前に生きててもらいたい……」
なんだろう……
目が霞んで見えてきた……
「っ太、輔……」
「お前と……ずっと、一緒に……」
俺は、
泣いてんのか……?
「っ太輔!」
「ずっと一緒に、いたいんだよ……!!」
「っ……」
ずっと、
百合と居たいんだよ……