藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第6章 ♡Story53♡ ふたりの距離
「まだ作ってたのかよ......」
「九条君そっちに夢中だったもんねぇ(笑)」
百合はオーブンを開けキッチンミトンを着けて
クッキーが焼かれたプレートを取り出した。
「上出来上出来♪」
(結構作りすぎちゃったなぁ......でも大丈夫か!)
「......いい匂いするな。」
「でしょ!?
ちょっと待って!今包むから!」
「包むって...どういうことだよ?」
「おすそ分けだよおすそ分け!
今日頑張ったご褒美ということで(笑)」
「ご褒美って餓鬼かよ!」
「いいじゃんいいじゃん(笑)」
(残った分は後で太輔と食べよっと!)
「......マジでふざk.「はいラッピングかんせ~い♪
はい、ご褒美のクッキー(笑)」......。」
百合はクッキーをラッピングさせ、それを和真に渡した。
「っ......あり、がと。
あとで食べる......」
「せっかくだから今食べてよ!」
「っだからあとで食べるっつーの!」
「1つでいいからさ!はい!」
百合はプレートにまだ置かれたクッキーをひとつ取り
和真の口元に運んだ。
「っ......」
「ほら食べt._ガチャッ「ただいま。」......へ!?」
突然玄関のドアが開く音がし聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「っなんで!?」
(7時以降に帰ってきてって送ったのにぃぃ!!)
「おい、ただいまって誰だy..「おい百合、徹平君でも来ている......のか?」
「っ......」
(っやばい......どうしましょう読者の皆さん......汗)
買い物帰りであろう太輔が袋を持ったまま立っており
モロ太輔と和真は顔を見合わせていた。
「っおま...これどういう......」
「......おい、これはどういうことだよ?
お前、ここで一人暮らしじゃなかったのか?しかもコイツ、
隣の部屋の奴だって昼休み言ってただろ......なのに、なんでここにいんだよ?」
「っそ、それは......(汗)」
(完全にやばい状況だよこれ......)
「っ百合......なんでコイツが......」
「あ、あのね太輔!」