第2章 恋
めっちゃ泣いた
もうエエ加減忘れんとな!!
よし!!お金貯めて引っ越そう!!
そう思った
泣いたらお腹減ったし、コンビニ行こう!!
そう思ってドアを開けたら
渋谷さんが、居てた
『えっ?』
渋谷「いや、ちょっと…あー。これな、アイス買うてんけど…もう溶けてもたわ。すまんな。」
『そ、そうなんですね。』
渋谷「コンビニか?」
『はい。ちょっと行ってきます』
渋谷「お、おう…」
あたしが、渋谷さんの前を通り過ぎようとしたら
腕を掴まれた
『えっ?』
渋谷「オッサンは、やっぱあかんか?」
『えっ?』
渋谷「若いやつの方が、やっぱええんか?」
『・・・』
渋谷「ほっとかれへんねん。お前のこと。」
『あたし彼氏いてるし、渋谷さんだって彼女いてるでしょ?』
渋谷「え?」
『何もないです。手、離して下さい』
渋谷「離さん」
そのまま抱きしめられた
渋谷「俺と付き合ってくれ。」
『出来ないです。』
渋谷「なんでや?」
『渋谷さんやったら、めっちゃ迷惑かけてまうし・・・あたし子供っぽいし・・・大人の女性なんかまだまだ・・・』
渋谷「あほか。お前、俺のこと好きやろ?」
『・・・』
心の中を見透かされたみたいで、何も言えんかった
渋谷さんに、抱きしめられながら下を見てたら
顔に手を添えられ、キスされた
渋谷「俺が、好きや言うてんねん。決定権は、俺や」
そう言うと、何度も何度もキスをした
『渋谷さん・・・好きです・・・めっちゃ・・・』
渋谷「すまんかったな。俺も、な。色々とな・・・」
『でも、ちょっと待って貰えませんか?このままやったら二股になってまうから』
渋谷「ええよ。返事、待ってるわ」
『待ってて下さい』
あたしは、部屋に戻った