第29章 【甘(R18)】口止め料/緑間真太郎・高尾和成
「いやあさ、帰ろうと思ったら逢崎さんと宮地さんが片付けしてたから手伝おうと思ってさ。んで、宮地さん用があるって言うから、先に帰ったんだけど、こんな暗い密室で逢崎さんと二人っきりなんて、俺も男だし、ムラムラしちゃうじゃん?真ちゃんもこれ見てムラムラしちゃったでしょ?」
彼女の意思に反し、俺が来たにも関わらず、逢崎さんの性器を弄ぶ高尾。
「やだ、やめてよ、和成…っ!」
「えーこんなに濡らして、俺の指締め上げて離さないくせに。真ちゃんに見られて興奮しちゃった?」
「ち、違…!…お願い、見ないで…。」
そう言われたものの、初めて見るその姿に目が離せなかった。
「真ちゃんに、もっと厭らしい所見せてあげなよ。見られるの好きでしょ?」
そう言った高尾は彼女の蜜壷に沈めた指を音をたて、掻き回すようにして攻め立てた。それに反応し、涙を浮かべながらも甲高い声をあげ、いつもの凛とした姿は何処へいったのか。蕩けた表情で、否定の言葉を並べながらも高尾の指を堪能していた。
「高尾、嫌だと言っているのだよ。やめるのだよ。」
「真ちゃんは分かってねえなー。女の嫌よは、もっとって意味なの。」
「そうなのか?」
そう尋ねると、首を横に振る逢崎さん。…訳が分からないのだよ。