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【WJ】短編

第3章 【切甘】孤独な王様/影山飛雄


 烏野のマッチポイント。そこにアップを終えた及川さんが帰ってきた。国見君とメンバーチェンジで及川さんはコートへ。及川さんのサーブで、1点、2点と点数が入ってく。三回目のサーブ、返されたが、青葉城西のチャンスボール。及川さんがそれを拾い、矢巾君が勇太郎へトスを上げた。完全にブロックを振り切ってからのスパイクがが決まる、そう思っていたのに、勇太郎の前にはおチビちゃん。おチビちゃんが勇太郎のスパイクに触れ、今度は烏野のチャンスボール。そこから飛雄のあのトスが上がって、私はその姿が一年前の飛雄と重なった。が、その先には既におチビちゃんがいて、おチビちゃんのスパイクが及川さんの隣をすり抜け、コートへ入った。


 試合終了
 セットカウント2-1

 烏野の勝利。


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