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SHELTER【気象系BL小説】

第14章 The beginning of the story4


その笑った顔も、翔子にそっくりだった。



「うん。腫れてはいないから…大丈夫だね」
「…ありがとう…」
「ま、ここに一週間閉じ込められるから、嫌でも治るよ。動けないからね」

そう言って雅紀は男の足首に湿布を貼り付けた。

「一週間…」
「ああ…ここから一週間は出られないと思ってくれ。あんたがA地区の人間だって、あいつらには通用しないんだ」
「あいつら…?」
「人間狩り、してる連中だよ」

雅紀の声が硬くなった。
こんなこと、A地区の人間は知るはずもない。
現に俺だって、ここに来るまで知らなかった。

「本当だったんだな…人間狩りがされてるって」
「A地区で噂でも聞いた?」
「…ああ…それで、弟が心配になって忍び込んだんだ」

男は顔を上げた。

「助けてくれてありがとう。俺は櫻井翔。A地区では医師をやってる。シュウから君たちのことは聞いてる」
「え…?翔…?」

俺を見上げた。

「あんた…何で俺の名前知ってる」



次の日は、雨だった。
雨季だから、1日降るだろう。

部屋から外を観察するための隠し小窓を作ってあって、そこから外を眺めたら、グレーの雲が立ち込めているのが見えた。

「今日は…狩りも中止かな…」

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