第12章 The beginning of the story3
無理やりベッドに寝かせるけど、夕ちゃんの骨の入った箱を見たまま、翔子は眠らなかった。
3日が過ぎると、家にある食料がなくなってしまって。
俺は、買い物に出かけた。
翔子をたった一人、家に残して…
正常な判断ができなくなってたんだと思う。
買い物から帰ると、家の中が空っぽだった。
夕ちゃんの骨もなくなってた。
慌てて翔子を探しに行った。
思い当たる所すべて探したけど、どこにも居なかった。
もうここからは記憶が曖昧で。
あれが本当に起こったことなのか。
現実だったのか夢だったのかわからない。
俺達の自宅のマンションは、ちょっと変わった建物で。
いつか翔子がふざけて言っていた。
「まるで岩山みたいね」
警察に連絡することも忘れて、疲れ果てて帰ってきた自宅マンションの屋上に人がいるのが見えた。
まるで崖の上に立ってるみたいだった。
「翔子っ…」
名前を読んだ瞬間、翔子は笑った。
そしてそのまま、崖から飛び降りた
闇―――
後は、闇…