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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


「あ、クロちゃん
チョット良い?」

「んー?今じゃないとダメかァ?
俺これから打ち合わせなんだけど…」

「…じゃあ終わってからで良いよ
適当に時間潰しておくから
後で連絡してよ」

「了解。
んじゃ、後でな」

出て行ったクロちゃんから
少し遅れて会社を出て
その辺を散策してると
可愛い雑貨の並ぶ店が目に入る

「へぇ…こんな所あるんだ…
男一人だけど、まぁ良いよね」

店員さんに二度見されながらも
店内を物色していると

可愛いネコの柄のマグカップが並ぶ
棚の近くに

「…姫凪、ちゃん?」

ずっと会いたかった
姫凪ちゃんを発見してしまう

これに運命感じるなって方が
無理な話でしょ?

だから必然的に

「休んでるって聞いたから
体調悪いのかと思ったけど
ただの有給消化?」

『は、はい…』

「そっか
家はこの辺?
…あぁ、クロちゃんの所に
居た感じかな?」

隣を素早く陣取って
矢継ぎ早に話し掛けて
逃げるタイミングを
奪って行く
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