第35章 黒猫と決戦前夜
ガチャ・・・
「ただいま…」
「おかえり!!月島!…っていうのも、変だよな。ここお前んちなのに…」
このハイタワーマンションは大人気モデル月島蛍の自宅。
Emperor Owl所属のアイドルや俳優たちは大体は社長である木兎の大豪邸にて下宿という形で暮らしているが、月島は自宅で静かに暮らしたいといい一人暮らしをしていた
「いいよ別に…それより、君ホントにいいの?」
「あったりまえだろ!!」
「…君は危ないことはしなくていいのに…」
月島は、リビングのソファに座る日向の隣に座り彼の小さな方に頭をのせる。日向はそんな月島の頭を撫でた
「いいっての。月島だって危ないこといっぱいしてたんだろ?」
「…その話はしないでよ」
「はいはい、なんか食う?」
日向がキッチンに行こうと立ち上がると、月島は日向の手を引いて今度は自分の膝の上に乗せてギュッと抱きしめた
「今は、このままで…」
「…ホントお前は家では甘えただな」
「うるさい…」
「月島君甘えん坊ですね~」
「だから…うるさいっての」≪ズムッ
「だぁああああ゛!!下痢ツボ押したなぁあ!!! 」
日向の頭部の中心辺りを押した瞬間日向が悶え始めたのを月島はニヤニヤしながら見ていた