第28章 黒猫と初恋
「夜琉…ゆっくり口開けて…」
『んっ…ふぁあ…、アッ…』
中の精液をこぼさないように口を開けると黒尾さんはその中に指を入れてきた。
「エロ…夜琉の口の中、俺の精液とお前の唾液でグチャグチャ…」
舌の上を指で撫でると黒尾さんの言う通りグチャグチャって音がする。それに黒尾さんが舌を弄るから変な声も出ちゃう…開かれた口の横から垂れてる気がするけど、そんなのお構いなしだった
「夜琉の初フェラ、もらっちゃった♡」
と淫らに開いた唇にキスを落とす黒尾さんだったが、精液が混じっているのを忘れてたみたいで自分の精液にむせて咳き込んだ。
「うぇ…マジぃな、出すか?」
『…もっ、もっと…早く言ってほしかった…』
黒尾さんがティッシュを手渡してくれた時には、あたしの口の中にあったものはすでにあたしののどを通り過ぎていた。結局どうしたらいいか分からなくて飲んじゃった。まずいしのどになんか残ってる感じするけど・・・なんだろう、気持ち悪いとは思わない
「どうだったよ、初フェラ」
『ん…嫌じゃ、ないかも…黒尾さんなら…////』
ちょっとデレてみたら、黒尾さんすごく元気になった
床に座り込んでいたあたしの身体を軽々と持ち上げたと思ったらそのまままたあたしを押し倒す形になった
「さぁ夜琉ちゃん、こっからですよ?腰立たなくなるまで付き合ってもらうからな?」
『・・・ッ///』
何も言えなかった。ただ背中にゾクリとした何かが走って心と身体がキュンって音を立てたのを感じただけだった。