Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第4章 ★クリームよりも甘く《花巻 貴大》
ズプ、ぬぷ、ずちゅ…
動く度にそんな音がする。繋がってる部分からは卑猥な水音が、私の口からは甘ったるい声が漏れる。
『っあ、やん、ほん、と…も、イっちゃ…』
「ん、イっとけ。う、ら!」
『ひゃ、ゃああぁあぁあっ!』
貴くんが奥をズン、と突いた。その瞬間、快楽が頭から足の先まで電撃のように駆け抜けた。私はびくり、と震えると、くったりと貴くんにもたれた。
『は、はぁ、も、むりぃ…』
「俺まだイってねーよ。はい、こーかん」
ぐるり、と視界が回った。視界には天井と貴くんのどアップ。あれ、あれれ?
「まだまだ、だぜ?」
にっ、と貴くんの口許が弧を描く。先端を残してナカから抜かれた、かと思えば一気に奥まで入る。突かれる度に、下腹部はじん…と甘い疼きを増していく。
いつの間にか手を絡め、握っていた。貴くんの汗ばんだ身体でさえ、ポタリと垂れてくる汗でさえも愛しく思える。
『ふぁ、あっ、やっん、イく、らめぇっ』
「は、俺も、ヤバい…もう、そろ…っ!」
貴くんが律動を激しくする。それに比例して、私も絶頂へと導かれる。
「く、はっ!」
『んぁ、やぁああぁあ!』
どくり、とゴム越しに彼の熱を感じ、私は意識を手放した。