第2章 谷山紀章さんとの恋(裏)
『え……。』
「ほんとに、ごめん…」
『あ、あの…』
「…なに」
『私…いつ浮気しました?』
「………え?」
『私、浮気した覚えないですけど…』
「え…いや、でも…」
「なんか、道で男と歩いてたじゃん」
『……男?』
「うん。」
『あ、あー…』
『その子…多分、女の子ですよ?』
「え?」
『最近出かけた子は1人しかいないですけど、その子は女の子ですよ?』
「え、いや、でも…りんちゃんの家のベランダに男物の服が干してあったじゃん!」
『あ、あれは…!』
『私の女友達が男装が趣味で、普段から男物の服を着てて…』
『ベランダに干してあったのも、前の日にその子がうちに泊まりにきて…忘れてあったのを洗濯しただけですよ!』
「………」
『だから、道で見かけたのも、その子だとおもっ…っわ!?』
私は急に紀章さんに抱きつかれた。
「あーー!もう!」
『!』
「嫌われたのかと思って、別れようって言ったのに!!」
『私が紀章さんを嫌うわけないじゃないですか…』
「…///」
「はぁ…。」
「もう、ぜっったい放さないからな!!」
『ふふ///もう、放さないで下さいね?』
「じゃ、そーゆーわけで…ヤるか」
『へ…っ?』
「え。ここは普通、ヤるでしょ?」
『それ普通じゃないですよ!///』
「優しくするから…な?」
……ず、ずるい…///