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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
「迎え…行ってくる……」
〈おぅ!すれ違うなよ!〉
アニキの笑顔も電話越しに浮んで
「あのさ。兄ちゃん。
本当に、ありがとう。頑張ってくる」
素直な言葉が溢れて零れた
〈珍しッ!(笑)ラブラブに
なってこいよー!〉
なんて真っ向から言うもんだから
「言われなくても、そのつもり」
ヤッパリ捻くれちゃう僕
〈可愛くねぇ〜!〉
「だから190近くある男に
可愛さ求めないでってば」
呆れたように言う
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