第5章 涙の温度
「えっと…最近、イキナリなんだけど
凄く触るの拒まれて…ちょっと…その
キレちゃった?と、いうか……
襲っちゃいそうになって…」
〈あ~…殴りたいけど続けて〜…?〉
こわっ!一応キスだけで未遂だからね!
自分だって散々してるはずだ!
ま、付き合ってたから当たり前だけど。
「そこから明らかに無視されてて…
学校でも喋らないし…勝手にバイト決めて
しかもあんな制服…!」
〈あ、それは同感!あれはヤバイ
ストーカーとか付きそうなんだけど〉
「不吉な事言わないでよ…
で。兄ちゃんから考えろって言われて
考えたんだけど…嫌われた…かなって
結論出したわけ…」