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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


突っ立ったまま首を傾げると

『もー!こっち来てー!』

ガシッと手を掴まれて
引っ張られる

急に手に伝わった
あの高めの体温
服越しじゃわからない
柔らかい手の感触

体育館の裏に連れだされ
その手は離された

ちぇ…離さなくても…
いいのに…

なんて。 
僕も、もっとシッカリ
掴んどけば良かった
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