第5章 涙の温度
『お腹いっぱい!ごちそうさま!』
お弁当箱の蓋をパタンと閉じる
「はぁ?それだけ?キミ本当に
死ぬよ?死にたいの?
ガリガリ過ぎるから」
僕の半分もないお弁当を
食べてお腹を撫でてる
『だって〜…お腹いっぱいだもん』
唇を尖らせて僕を見上げる
あ、その顔やばい。
チューしたくなる
あの日抑えつけてしたキスや
あの日寝る前にいっぱいいっぱいした
キスを思い出して
やばい位ムラムラするんだけど。
二人だけの時間欲しいけど
コレちょっとやばいよね?
保健室の二の舞でしょ?
うん、やっぱり
しばらくは試運転がいいのかな?