第5章 涙の温度
「おー、それ着て今度ヤろっか?
制服持って来いよ?
俺んちお泊りしよ?(笑)」
〈もう!シないよ!エッチ!〉
でも起きたら怖くて泣いてんだろ?
怖くて苦しくて
飯も食えなくなってんだろ?
「冷てえな姫凪(笑)
今から一人入れる?売上貢献するー」
〈え?うん!さっきは蛍くんと
烏野の先輩が来てたんだよ?
超偶然だよねー!
なんか凄いね!じゃ!休憩終わるから
後でお店でね!〉
後でお店でね!ってキャバか(笑)
車をパーキングに停めて
店に入る
「いらっしゃいませー!ようこそー!」
元気な女に迎え入れられて
禁煙席に座る
チラリと目をやれば
姫凪は慌ただしく走り回ってた