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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
次の日もその次の日も
姫凪は朝練にも顔を出さないし
昼休みもどこかに行ってしまって
行きも帰りもお昼ご飯も
僕と山口の二人になった
「ねぇ、ツッキー?姫凪ちゃん
バイト決まったって!駅前の
ファミレス!」
「うるさい。山口。」
「ごめん…ツッキー……」
姫凪の事を
他のヤツから聞くのなんか
不愉快極まりない
「ねぇ?行ってみる?ファミ…」
「イヤだ」
会いにこないって事は
会いたくないって事だ
姫凪はもう
笑ってくれない気がする
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