• テキストサイズ

白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


次の日もその次の日も
姫凪は朝練にも顔を出さないし
昼休みもどこかに行ってしまって
行きも帰りもお昼ご飯も
僕と山口の二人になった


「ねぇ、ツッキー?姫凪ちゃん
バイト決まったって!駅前の
ファミレス!」

「うるさい。山口。」

「ごめん…ツッキー……」

姫凪の事を
他のヤツから聞くのなんか
不愉快極まりない

「ねぇ?行ってみる?ファミ…」

「イヤだ」

会いにこないって事は
会いたくないって事だ

姫凪はもう
笑ってくれない気がする
/ 2295ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp