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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
解放した唇から唾液を零したまま
姫凪が泣いた
ズキンと疼いたのは
硬くなった下半身じゃなくて
僕の良心
ナンテコトしたんだろう
「布施!ごめ………」
抱き締めようとした手を大きく
弾かれた
『お願い…触らないで……
早く…離れて………』
「布施…」
『…本当にごめんなさい…』
それだけ言い残して姫凪は
フラフラと
保健室を出て行った
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