第8章 え?教える側に?
病院について看護師さんに聞いたら部屋まで案内してくれた。
お見舞いだからもちろん花束持って!
コンコン
一繋「はい?」
『失礼します』
一繋「お前さんは誰だ?」
『えー?覚えてないの?じぃ』
一繋「お前!?ゆきか?」
『認知症もイイトコだよw』
一繋「ほっとけ」
お花花瓶に移しとくよ?
私はじぃが元気そうで安心したので花束の処理をした。
一繋「バレー続けてんのか?」
『チームには入ってないけど、一応続けてる。』
一繋「そうか」
『烏野高校に入ったんだよ』
一繋「バレー部にはあったか?」
『うん。いい子立ちばっかりでこれからもっと進歩すると思うよ。』
一繋「そうか」
何気に気になってるんだ。面白い
一繋「ゆき!お前さんの腕が鈍ってないなら頼みがある。」
『ん?』
一繋「今、家のコートで子供にバレー教えてんだよ。」
『まさか……』
一繋「俺が戻るまで教えてやってくれよ。」
『言うと思った。りょーかい。その子達が下手になっても知らないからね?練習は部活の後でもいいの?』
一繋「いい。お前なら信用できる。頼んだぞ」
『へいへい』