第8章 最初で最後のコンサート⑵
部屋から出て行こうとする和くん。
「ちょ、ちょっと待って!」
二宮「なに?」
ニヤッと笑ってこちらを見る。
「少し、少しお話ししよう!」
二宮「はははっ!怖いなら怖いって
素直に言ってくれればいいのに。」
その言葉に無言になる。
二宮「やっぱり怖かったんですね。
いいでしょう。二宮さんのお部屋に招待してあげます。」
部屋の鍵を持って、和くんの部屋に入れてもらう。
部屋のドアを閉めようとすると、
ガッと手が伸びてきた。
「い、いやぁぁあぁぁあっっっっつ!!」
みんな起きました。
手の主はまーくんでした。