第1章 僕の命をかけてでも
ある日わかった事実…私は重い心臓病だって…
明日はいよいよ危険な手術
正直不安しかない、でも彼氏の蒼汰が側にいてくれるから心強い
「蒼汰っ……。」
手術前日で不安だった、思わず蒼汰の名前を呼んじゃった
『大丈夫。手術が成功するように……ううん何でもない…先生も凄腕だし日向ならきっと大丈夫!』
「う、うん…頑張る…、ギュッして…?」
『いいよ』
ギュッ
やっぱり落ち着く…好き
しばらくずっと抱きしめてくれた
『ごめんね…、そろそろ面会の時間終わっちゃうみたい』
「ありがとう、じゃあまた明日…だね…」
『絶対来るから、側にいるから手術ほんとに頑張ってね。
じゃあまた明日ね…。』
「うん、バイバイ」
ガラガラ―
蒼汰やっぱり私の心配してくれてるんだ…
少しどこかいつもは見せない切ない顔だった