第2章 グレイscene3
「あーいばさんっ…」
無邪気に、この小悪魔は俺の脇腹をくすぐっている。
「あ、ZERO始まったよ?ほら、見よ?」
「えー。翔さんなんて明日見れるじゃん」
「ニュースみとかないとだめだろ?アカデミー俳優さん」
「それよりもさ、ね?」
んーっと和也は唇を突き出してくる。
「だーめだってば…」
「なあんでよっ…」
あのなあ…俺はお前の腰を心配してんだよ…
あんまり今、コンディションよくねえだろ?
「おまえな…俺が必死で我慢してるのに…」
「え?何を?」
「もうっ…いい。風呂入ってくる」
熱いシャワーを浴びて上がると、和也がバスタオルを持って待ってた。
「身体、拭いてあげる」
「い、いいって!」
和也はいそいそと俺の身体を拭き始めた。
その手つきは…
もう…やっぱりね。そこ揉んじゃう…?
「だめ…もう…やめて?」
「なんで?俺、拭いてるだけだよ?」
さわさわさわさわ…全身を撫でるように和也は拭いていく。
俺の後ろに回ると、身体をぴったりと付けて俺の前を拭き始めた。
「ね…もう、自分でやるから…」
「だぁめ…俺にやらせて…?」
うなじに息を吹きかけながら、和也の手が俺の身体を這いまわる。