夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第2章 ◎俺の素顔(忍足侑士)完結
姫凪#side
初めて自分から侑士さんの
家に行きたいなんて
言ってしまった…
侑士さんは気付いてくれた?
綺麗にデコレーションした
ケーキを箱につめ
侑士さんの家に向かう
一歩歩くたびにドキドキが
早くなる…
見慣れたサクラの
家を通り過ぎ侑士さんの
家の前。インターホンを鳴らす
「いらっしゃい」
顔を出した侑士さん
鼓動は速さを増す
『お邪魔します…あの、これ
ケーキ…です』
「おおきに🎶
お茶入れるから先に俺の部屋入ってて」
初めて入るわけじゃないのに
まるで知らない人の
部屋のように感じた
「お待たせ~珈琲でえぇ?」
『はい…』
ケーキを取り分けティータイム
「うん♪美味い!!」
侑士さんがあっとゆうまに
ケーキを食べ終える
「ほな…」
侑士さんが立ち上がった
来た!!とうとう私は侑士さんと
「DVD見よか?借りてきててん」
あれ??
『はい…いいですね』
拍子抜けした声で答える
侑士さんが私の隣に座った
でも、微妙に距離が…
う~ん…
こうなったら!
私はわざと侑士さんの肩に
もたれ掛った。すると…
「姫凪・・・」
こんどこそ!?
「暑くないか?窓開けるわ…」
侑士さんが立ち上がり
窓を開けてもどる
私が縮めた距離は元通り
暑くなんかないです…
もっと…側に居たいのに…
私って魅力ないのかな…
兄様の言う通り私はマダ…
子供…なのかな…
昨日の夜、洋服選んだり
アクセサリーを選んだりしたせいか
私の瞼がユックリ降りてきた…
DVDも最早、子守唄だ…
「姫凪、ソロソロ起き?」
侑士さんが肩を揺らすのに
驚いて飛び起きた
『あ…私!?ゴメンナサイ!!!』
「かまへんよ(笑)俺も寝てたし」
侑士さんが笑いながら言った
うわぁ~恥ずかしい…
辺りは少し薄暗い
いつもならとっくに帰ってる頃
こんな時間まで起こさないって
事は…今日は帰らないでって
事だよね?