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【ハイキュー】ウシワカイモウト第二部

第40章 ・義兄、遠征中の話 終わり


あるいはこういう事もあった。

「へえ、お兄さんは遠征中か。」
「はい。もうそろそろ終わるのですが。」
「そっか。でもいいの、お兄さんがいない間にまた俺と一緒にいて。」
「先日岩泉さんにお会いした時も同じ事を言われました、兄の心配性も拡散されているようで困ったものです。」
「そっちは前からご本人が拡散してる気がするけどね。」
「何て事。いずれにせよご心配には及びません、縁下さん。兄に言われたのは1人で烏野に行くなという事でした。たまたまお会いしたのは不可効力です。」
「と言ってるけどその、本当にいいの。」
「いい。その為に俺が付き添ってる。」
「まさか白布さんまで関わられるとは。」
「工が来るよかマシだろ。」
「何だか大変そうだね。ああ文緒さん、言ってた古本屋さんはあそこだよ。」
「ありがとうございます、縁下さん。」
「悪いな。」
「どういたしまして。」
「おい嫁、そわそわして先行こうとすんな。」
「申し訳ありません、でも嫁ではありません。」
「ほぼ決定だろ。違ったら天変地異だ。」
「まあ何て事。」
「文緒さんすっかりそういうポジションなんだな。」
「笑わないでください、縁下さん。ただでさえ東京にまで私の話が広まってるというのに。」
「牛島さんのもんになった以上仕方ないだろ諦めろ。」
「白布さんそれはあんまりです、何だか私が人形みたいです。」
「せいぜい硝子の戸棚にしまわれないようにな。」
「何か俺物凄い会話聞いてる気がする。」
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