第17章 ショコラ scene2
次の日、目覚めたら雅紀がベッドの上で四つん這いで伸びをしていた。
「雅紀、今日はドライブな」
「え?ドライブいくの?遊ぶんじゃないの?」
「遊ぶ場所だな…うん。黒が行きたそうなとこいこう」
「ふうん。わかった!」
軽くシャワーをしてから二人で車に乗り込んだ。
昨日調べたところをナビにセットして、準備完了。
「おし!いくぞー!」
昨日、先生から留守電が入ってた。
黒が飼われていたのは、A級のひとたちの心を慰めるためだと聞いたということだった。
だからとりあえず処刑された7人の人たちの家とか関係のありそうなところから回ることにした。
妖しいから、遠くから見てるだけだったけど、それでも黒は大喜びした。
嬉ションしそうな勢いで…
途中、先生のお宅に寄ってみた。
いらっしゃらないかと思ったけど、ちょうど在宅してらした。
「おや…随分と喜んでる」
先生は雅紀の後ろを見ながら微笑んだ。
「先生、うちの大野が犬の声聞こえるって言うんですよ」
「ええ!?」
「なんでもこの犬は遊びたいらしいです」
「ほほう…」
先生は顎に手を当て考えた。
「もしかして…」