第14章 檸檬
「んー…久しぶり…」
カズヤがおもいっきりいい笑顔を見せた。
翔さんの後ろにローションをつけた指を押し当てる。
「ほんとはこんなことしなくても、翔ってば大丈夫なんだけどね…」
「柔らかいもんね…翔ちゃん」
「そうそう。ありえない柔らかさ」
「おっ…お前ら黙れっ!」
なんて言ってるけど、するりとカズヤの指を飲み込んでいった。
「んあっ…」
びくんと震える身体を、両腕を使って抑えこんだ。
「わ…なんか、翔さんをみんなで犯してる気分…」
「お、エロいな…」
「いいねえ…翔、無理やりされたことなんてないでしょ?」
「あっ、あってたまるか!」
「じゃあ、そういうプレイ…」
がこっと相葉さんの顎に、翔さんの膝がヒットした。
「や、やらねえからなっ!」
身を捩ってなんとか逃げようとする。
逃げられるわけないだろ…
3人居るのに。
もう一度翔さんの両腕を捕まえる。
相葉さんも腰に抱きついて動きを封じた。
「往生際悪いよ?」
「往生してたまるか!」
「ある意味往生じゃん」
くすくす笑うと、カズヤがおっかぶせる。
「昇天なんだから、往生だろ!?」
「なんでもいいから、どけ!」