第11章 居心地の良い家もあれば悪い家もある
銀時「おーい、天音ー。何やってんだおめェー。」
銀時が部屋の中に声をかけた瞬間足音が凄まじい勢いでこちらに向かってくるのがわかった。
天音「ぎっ…銀さぁぁぁんっ…!!!」
一番初めに見えたのは泣きじゃくる天音の姿。そしてそれを追う長谷川、銀時に気付き発狂する猿飛。
その様子を見て顔が引き攣る三人。
そして天音は救いを求める様に銀時の元へ走り抱き着いて行った。
予想外の天音の行動に一瞬戸惑うも銀時はそれを受け入れ、その光景を見た猿飛に火がつき負けじと飛び込んでくる。
猿飛「そこは私の場所よ!どきなさい!銀さああああっグホォッ……!」
長谷川を追い越し飛び込んでくる猿飛の顔を掌で掴み止める銀時。そしてそのまま玄関から放り投げる。
猿飛「いいっ!いいわっ!そういうの堪らないわ銀さあああんっ!」
そう言って空の彼方へ消えていった。