第8章 日本には四季がある
紅葉を見に行くと言っても、メジャーな所は人がわんさかいる。
それを避ける為に天音達は少し遠いが山の方まで行く事になっていた。
全員で他愛もない話をする事もあれば
銀時と神楽の口喧嘩が始まり、それを新八が止めに入るも二人に毒を吐かれたりと、普段と何も変わらない三人を見て天音は思わず笑みを浮かべる。
こんな何気ない日常をとても愛おしく感じていた。
神楽「はぁはぁ……覚えてろヨ天パ!」
銀時「うるせェ腐れ酢昆布娘!!」
天音「二人とも!紅葉綺麗だよ!」
銀時と神楽は言い合いを続けていたため山に近付いていることにも気付かず、天音に言われて初めて気付く。
新八「うわ〜!綺麗ですね〜!」
神楽「紅葉狩り〜!ヒャホーイ!!!」
切り替えの早い神楽についていけない銀時。
そんな銀時をみて天音はまた笑みを浮かべた。