第35章 ♡つまりはキミのせい（国見英）

「食いたかったくせに
食えば？要らないなら俺が食う」

「食う！」

言うと思った。

肉まんを頬張り
バスを待ちながら

三人で今日の事を話してると

「やば…激寒…！」

うん、それも言うと思った。

「馬鹿だろ？この寒いのに
ほい、おまけ」

残してた肉まんを顔に押し付けると

嬉しそうに目が輝く

はぁーぁ。こんな顔
させれんのに、なー。

「国見ちゃん！
なんて素敵なのさ！」

「喋り方。及川さんに似て来てンぞ」

お前はヤッパリ
及川さんのだよなー