第35章 ♡つまりはキミのせい（国見英）

「おい、金田一。
暑苦しい」

思わず金田一の肩を叩いて
ため息を吐くと

『あ、れ？』

俺に飛んで来る高い声

「あ、ども」

視線を上げると

『だよね？やっぱり！
青城から誰か来るって聞いて
もしかしたら
来るかなーって思ってたの
久しぶり！英くん』

夏見た時よりも少し
白い肌

夏見た時と変わらない
無駄に明るい笑顔が
俺に向けられていた

「マネージャー、すか？」

どこかで会えたらとは
思ってたけど
こんなスグ会うとか
想定外で
チョット吃る