一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第14章 ♡召しませ☆大王様(及川徹)前編✣完結
『先輩!話の続きがですね!』
「いーよ!言わなくて!」
『??』
「あんな演技までする位だし
何か、あるのは、まぁ。分かる
でも言い難いなら
言わなくていいよ」
立ち止まり振り返った顔は
とても優しくて
「なにがあってもオレは
変わらないから
安心してオレを好きになりな?」
抱きしめてくる腕は
暖かかった
『…はい……』
甘やかされた脳ミソは
真実を伝える機会を先送りにした
…ううん。伝えたくなかったのかも
伝えてしまえば
残ってるはずの日が
悲しみに
溶けて消えてしまいそうで
怖かった
少しでも長く
未来を知らない先輩が
ただ私を好きだと言ってくれる
姿を見ていたい
甘やかされた事に
甘えてしまった
恋人になった日。