第22章 友情
〔二宮side〕
衣装さんにキスマークを発見されて、
マジに焦った!!
いつもは気をつけてくれている翔さんに、
朝っぱらから、俺が強請って
つけて貰ったもの...
俺が、『最中』に翔さんの胸に、
『俺の♡』っていうつもりでつけた朱い印。
そのお返しが欲しい...って...
まさか、こんな衣装だったとは...!!
みんなに見られて、真っ赤になる俺...
困惑顔の翔さんに、泣きたくなるよ...
さも、自覚が足りないのは、翔さん...
みたいになってるけど、
わがまま言って、甘えて、
結果、彼を困らせる事になってしまって..
ホント、凹む...
それを助けてくれたのが、『大野智』
(大野さん!!!あなたが初めて、
天使にみえたよ~////)
大「俺、いいよ!! たまには、
他の人が着るのも、新鮮でいいかもよ~」
大野さんの、こういうところ、
何気にカッコいいんだよな~。
助けてもらったから言う訳じゃないよ!!
翔さんに、あれ...着てもらわなくて、
よかった...
いや…、翔さんよりも、
大野さんの方が、きっと、似合ってるし♡
────つーことで。
本番で、キテレツな衣装は、
お約束通り、メンバーにつっこまれ、
翔さんも、大喜びで、掘り下げていた。
それに、まんざらでもない表情の大野智に、
ホントに俺は、救われた。