第9章 ♠熱が・・・
雅紀side
朝から調子が悪かった。
頭はボーッとしてるし、鼻水もダラダラ垂れてくるし、喉も痛い。
怠い身体を無理矢理起こして、何とかキッチンまでたどり着いたものの、冷蔵庫からペットボトルを出すのが精一杯で、結局リビングのこたつに潜って寝てしまった。
でも、それがいけなかったのかもしれない。
多分元々熱があったんだろうけど、こたつに入ったことで、余計に熱が上がってしまったみたい。
一人じゃどうにも出来ないから、松潤に電話しようかと思ったけど、確か午前中は取材があるって言ってたのを思い出して、スマホの電話帳を閉じた。
夕方になるのを待って松潤に電話すると、松潤はあっという間に飛んできてくれた。